般若寺

奈良市般若寺町221
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般若寺

629年 日本「三論宗」の初祖、高句麗の僧、慧潅(えかん)法師がこの地に「般若台」と号する精舎を開創しました。  735年 聖武天皇が平城京の鬼門を守るため『大般若経』を基壇に納め、塔を建てられたのが「般若寺」の寺名の起こり。  平安の頃は学問寺として千人の僧をあつめ栄えたが、1180年、平家の南都攻めにあい伽藍は灰塵に帰した。  鎌倉時代に入って廃墟の中から十三重石宝塔をはじめ七堂伽藍の再建が行われ、寺観は旧に復した。  なかでも金堂本尊には西大寺叡尊上人により丈六の文殊菩薩がまつられ信仰の中心となった。また、病気と貧困に苦しむ人々を救済するため「無遮の大会」を実行し数千人に布施行を行う(生身文殊供養の始まり)など、その尊い慈善活動は福祉の先駆として歴史に名高い。  その後、室町戦国時代の兵火、江戸時代の復興、明治元年の廃仏毀釈と栄枯盛衰を経ながらも、真言律宗の法灯をかかげ現在に至っている。  通称「コスモス寺」と呼ばれ、秋のコスモスの花は有名。

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