Digital Archives of Japanese Cultural Heritages
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釈迦如来立像
説明文
西大寺の本尊。鎌倉時代に寺を再興した真言律宗の高僧叡尊(えいそん)上人の発願で、京都・清涼寺の釈迦如来像を模彫した像で、建長元年(1249)の作。木造で像高は167.0センチ。像は、頭髪を渦巻く縄状に刻み、施無畏(せむい)・与願の印相を示す。そして衲衣(のうえ)を通肩に着け、体の衣文(えもん)を水波状、両脚部はY字状に意匠化した表現が施されている。清涼寺式釈迦像模彫は平安時代の後期から行われており、作例は多い。この像も形式を踏襲しているものの、表情は清涼寺像の厳粛さから柔和なものに変化し、全体に穏やかな表現となっている。これは仏師善慶の趣向を強く反映したものと思われる。台座は四重の蓮華座で、桧材の素地仕上げ。
対象名称
釈迦如来立像
読み
シャカニョライ・リツゾウ Shaka-Nyorai-Ryuzo
時期
建長元年 1249年
文化遺産
国指定重要文化財
造形者
仏師法橋善慶等
素材
木像
対象
仏像
形態
-
形状
167.0cm
位置
本尊
場所
奈良市西大寺芝町
宗派
真言律宗
建物
本堂
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